コラム:立たせたいゴースト

うは2ヶ月更新なし。すいません。日記とかtwitterでつぶやくとか、その程度の文章だったら何とでもなるんですが、ある程度まとまった文章を練る気力が残されていないのが現状。日々の糧を稼ぐのは本当に大変なことです。それで、そういう疲れているときはゴーストさんのトークを追うのも辛いものでして、レビューを書こうにもなかなか難しい。レビューを待っていてくださる方には大変申し訳ありません。
そして、今回のコラムのお題は「立たせたいゴースト」。というか、すんごく疲れているときであっても立たせようと思えるゴースト、と言い換えたほうがいいかもしれませんが。上で言ったように、疲れているときって文章を追うのも億劫になって、まあ読み始めれば面白く読むんですけれど、読み始めるまでの踏み切りが踏み切れない、脳みそ回転させることにげっそりきてしまうってわけです。なんで、疲れているときは長文ゴーストはちょっと敬遠したい。多分敬遠する人多いと思います。
じゃあ、どんなのがいいのさ?と考えると…、結論から言うと「ストレスの少ないゴースト」なんじゃないか?と考えます。トークが面白い、というのも重要ですけれど、疲れているとそもそも読みたくなくなったりしますし。それにゴースト「遠藤」さんなんかを考えると、喋らなくてもいいんじゃない? 身構える必要が少ないこと、気楽で、アタマを使う必要が(あまり)ないこと。そういう要素が、疲れたときに「ゴースト立たせよう」と思ってもらえる、ひいては「常に立ってもらいたい」と思ってもらえるゴーストになるために要求される要素なのかなあ、と考えてました。
トークが面白い、シェルが美麗、トークバリエーションが豊富、ギミックが多いなど、「良いゴースト」になるための必要点はいろいろありますけれど、居心地がいいとでもいいましょうか、立たせる前に身構え「させない」ような工夫を考えてみたらどうでしょうか……もう考えてる?もしかして?

コラム:こんなゴーストどうでしょう

隔月更新はやめよう、ということでレビュー以外にもなにか書きます。その場合、「コラム:〜〜」というお題でやりますのでよろしくお願いします。
それで、今回の話題は「こんなゴーストどうでしょう」。一言で言えばゴーストのネタを思いついたので書くよ!というコラム。書いたネタは著作権とかなんのかんの言いませんので、ゴーストでもSSでもランダムトークにでも、なんにでも使っていただいてかまいません。もちろん無断でOKです。




名前って、人と人とを区別するためにつけられるものです。いわゆる呼び名ですね。これがあるから、同じ人間でも違う人として区別できるわけです。「おい人間!」ではみんな振り返ってしまいますものね。…では、そうじゃない名前は、もちろん区別する用途ではない名前ってことになります。「真の名前」ないしは「真名」というものがそれでしょう。真名は、他人と区別するためではなく、自分が何者なのか、どういう存在なのか、なにをする者なのか…などを示すもの、でしょう。真名はその言葉ひとつで、その人全てを指し示すものです。だから、シエナさんは真名を呼ばれるとエラいことになってしまったりするんですね。
だから、真名っていうのは、遺伝子とか指紋とか声紋みたいに、その人その人でオンリーワンのもの、相対的な「呼び名」ではなく、絶対的な名前と言えると思います。他人が同じものを持ってたら悪用されちゃって気味悪いし怖い、でも絶対持っていない、持ち得ないから安心。


…さて、ここからがゴーストネタ。億千万分の一という確立になるでしょうが、「同じ真名を持つ人がいたら?」 生まれも育ちも違うけれど、まったく同じ真名、まったく同じ本質も持っている「赤の他人」。魔術的一卵性双生児。「リンゴの樹」の二次創作になるんでしょうかね? 真名と中心に、魔術的アイデンティティの維持と崩壊、魔術的双子の片割れに対する恐怖や嫌悪、そして相反する愛情……これイケますって!

「双子が居て嬉しい。 ……とか言うとでも思った? 会った事も無い喋ったこともない、服の好みも好きなタイプも知らないまったくの他人が「あたし」なのよ?似てるとかじゃなくって、100%あたしと同じなのよ!? 強姦されてるのより酷いわ、本当に気持ち悪い…。心が、知らない他人に、隅々まで蹂躙されて犯されて…あたしが逃げ込める秘密の隙間なんてないの。シエナ…あいつがいる限り、ね。」

燃える稲穂


http://nonamefactory.hp.infoseek.co.jp/
http://nonamefactory.hp.infoseek.co.jp/freak_scene.html

光陰矢の如しと言いますが、予告から約二ヶ月、(思っていたより空いてなかったなあ)ずいぶんと長い間更新無しで、呆れさせてしまったと思いますが、私はおそらく元気です。お勤めというものは日々つらいものでして、もっとラクなところに行きたいなあとか良く思いますが、まあそういうわけにも行かないわけでして。
さて、軽い枕を振ったところで、今回のレビューは予告どおり「燃える稲穂」 このゴーストさんも、辛いお勤めをこなしています。なんといっても「改造人間」として秘密結社の党員になっている、という、仮面ライダーを見たことある人ならば「そりゃキツイ」と思えるブラック振り。あさりよしとお「細腕三畳紀」の三葉虫怪人の話を思い出してしまって、これはハッピーエンドはないんじゃないの?なんて思ったり。ただ、ゆかりさん(このゴーストさんの名前です)が住む世界(街?)は、ヒーローはいないようで、そういう意味では一安心です。住んでいる人にとってはたまったものではないでしょうが…。
トークは、身の回りの小ネタ、ドラッグ関連、そして組織関連の3つに大分できます。ドラッグは、たいていの人は身に覚えのない話で(ないですよね?)ユーザさんに興味を持たせるのは難しいネタと思いますが、ゆかりさんの環境を考え、またドラッグに対するすかりさんのスタンスや考え方を推測しながら読むと、これが面白いトークになってします。この点、すごく感服しました。その「ゆかりさんのスタンスや考え方」というところは、その他の全てのトークにも一貫して存在していて、よくある話題でも興味深く読めるのが面白い。作者の方が、キャラクターの性格を良く掴んでいるのがわかります。
そして、申し訳ないのですが、アーマードコアのネタもあるのですが、一番最初のを少しやった程度でしてほとんどわからない…レビュワーとして情けない限りですが、これに関してはなにもコメントできません。知っている人は面白いと思います。知らない人は、私含めやりましょう、というところで。
「ゴースト回覧板」様の「ゴーストの感想を依頼するスレ」で、「この名前を(注:ゴースト名「燃える稲穂」のこと)「中身は実に美味しそうだが、とても手をつけられないもの」と見立てると」という秀逸なレスや、物言い、マウス反応、名前の由来(嫌いな「ゆかり」を名前に選ぶ)など、捻くれた印象を持たせておいて、実は真っ直ぐな心が可愛いこのゴーストさん、まだインストールしていないのなら、この機会にどうぞ。

ところで、この「改造人間」ってところ、アレですよね… 「これが今度の実験体か。」「はい、資料では元レイヴンだとか。」「夢、敗れたりか。フッ、だがこの実験で生まれ変わるさ。」「生きていれば、ですが。」ですよね…しかも自分の借金じゃない、これはブラック過ぎる

新・伺か絵描きさんに50のお題

新・伺か絵描きさんに50のお題(http://pink.rgr.jp/cp2/uk50new.html

sakanafish様で、文章で紹介ということをなさっていたので便乗。5ヶ月放置していてレビューじゃないのかよ!とお怒りの方は済みません…。言い訳ですが、レビューするのに結構パワーが必要なのですよ。常時カラータイマー点灯中(笑)の現状ではなかなか難しいのです。といってもレビューサイトですので、近々書きたいと思います。

というわけで1.初回起動。最初に起動したときは、たしかembryoだったと思います。「なんとかしてください」というポップアップが出るばかりで、どうしたらいいのか途方にくれた覚えがあります。今ならnar(当時はzipでしたが)を入れればいいんだな、と考えがつきますが、軽い興味で起動しただけの当時は知識がほとんど無かったので困りました。解説サイトを見てゴーストのzipを入手して、やっと起動させたのが、「M&エイパシー」。Mちゃんとエイパシーさまでした。
当時はナローバンドで、ゴースト1つ落とすのに何十分もかかって、電話代のピンチが危ない!なんて思ってたり。でも今はずっと容量の大きいzipをあっという間に落とせるようになっています。昔のじっと残り時間を睨んでいたことを思い出してちょっと懐かしく思いました。
そんな思い出が、私の「1.初回起動」。
あ、次はレビュー行きますよ。次回予告は「燃える稲穂」で行きます。ンヶ月後とかじゃなくて近いうち…たぶん、きっと、なんとかなるさ!

追悼歌


http://tuitou.vs.land.to/index.html
このブログは2ヶ月に一度更新するようになったようです。アンテナなどを見て、ああこんなブログもあったねと思う方もいらっしゃると思います。大変申し訳ありません。アンテナなど更新した際に知らせてくれるサイトが無かったら当の昔に忘れ去られて、更新しても誰も来ず、モチベーションは去りサイトも立ち消え…なんてことになってしまうかもしれません。誰かに知られている、覚えているということは、人が生きていく上で最も重要な心の糧なのかもしれません。
……さて、無茶な枕を話したところで、今回のレビューは「追悼歌」さん。ブログの記事を見ると、10月19日に公開開始された新しいゴーストさんです。プレビューの通りソロゴーストでして長文を話してくれます。私は文章を読むのが好きなので長文のゴーストさんは大変にウェルカムなのです。過去のレビューしたゴーストさんもそういうゴーストさんが多…くもないですね?とまれ、最近の流行りのスタイルという気もいたします。
そして、このゴーストさんの大きな特徴は、忘れること、です。このゴーストさん(文さんという名前です)は記憶障害を患っていて、一定時間経つか一度終了か交替をすると、ユーザのことを忘れてしまいます。またそれまでにあったことも忘れてしまうので、ユーザの名前はメモに書いていて確認できるようにしていますが、それ以外は全て最初から、になってしまう、という特徴があります。ゴーストはどのゴーストも同じ話を繰り返しする、という構成上仕方ない弱点がありますが、それを逆手にとって記憶障害という理由をもってくることで演出に含めてしまうというのは素晴らしいアイデアだと思います。とっても感心。
個人的な話で済みませんが、私が一番怖いと思っていることが、記憶を失うということでして、記憶を失ったらそれまで積み重ねてきたことが全て何の意味も無くなってしまう、「いつか出来る」という希望が持てなくなってしまう、そうなってしまうことにすごく恐怖を覚えます。なのでこのゴーストさんには親近感と、それと応援したい気持ちがすごく強く沸いています。ボーイッシュな話し方も自分の趣味的に好きだったり。
とまれ、記憶障害を持っていても気丈に生きるこのゴーストさん、興味をもたれましたらインストールしてみてはいかがでしょうか?

Sapphire tail


http://mizute.syuriken.jp/
(プレビュー画像は私が独断で作成したものです)
予告どおり、今回のゴーストさんは、2009年9月16日現在開催されている「伺か最萌トーナメント」にて、予選のperiod21に登場した「Sapphire tail」です。にせ氏作成のフリーシェル「blue tail」を使用して作られたゴーストさんです。このシェルは表情が面白いので、使い甲斐があるのではないかと思います…。
さて、このゴーストさんの一言紹介に「現代魔法学の話をするゴースト」(配布元から抜粋)とあります。現代魔法というと国書刊行会から現代魔術大系というシリーズが出てたりしますし、高等エノク魔術とかカバラとかそういった方面かな?と思ったりもしますが(それをテーマにしたゴーストさんもいました)このゴーストさんの場合はそこまでオカルト的ではない、カジュアル魔法を取り扱っています。トークをいくらか聞いていただければ分かるとは思うのですが、このゴーストさん(右側がエレナさん 左側が八朔さんといいます)の世界では魔法というものは象牙の塔の中にあるものではなく、それなりに世間に認知され生活に溶け込んでいる技術のようで、魔法の使い方や魔法の解説も妙に庶民的と言いますか身近なものを対象にしています。プレビューでも、トランポリンを例に挙げていますよね。魔法使いというと火の玉を作り出し嵐を呼び寄せるというような超人のイメージが浮かびますけれど、ここでの魔法使いは「そういう技術を持っている一般人」というようなあまり階差のない存在のようです。
トークにもそういったところは現れていて、魔法の解説というと漢字がずらずら並んで読んでて頭が痛くなりがちといったものです…たしかに漢字は並ぶのですけれども、その後の「用はこれこれこういった感じ」というフォロー解説が、エレナさんのざっくばらんな性格からくる話し方と庶民的話題選択と相まって、すごくイメージしやすくかつ面白い解説になっています。いちいち腑に落ちる筋が通った説明ですので、聞いていて知的好奇心がどんどん満たされていくのがわかる…かな。それこそ「よくわかる現代魔法」のキャプションがぴったり当てはまる(笑)そんなトークをしてくれます。
なんとなく、竹本泉の「ちまりまわるつ」を思い浮かべた、そんなゴーストさん。応援していた人もそうではなかった人も、この機会にインストールしてみてはどうでしょうか?

近況

はろろ〜ん。糸電話です。2ヶ月間ナニやっていたんだ、と思われるでしょうが、なにもしていません(笑)。生きることに必死です。お祭りも始まっているのになにも出来ていませんし、全ゴーストレビューはやられてしまう(http://feath.no.land.to/index.html)有様。少しは伺かというものに貢献できれば、と思っていましたがなんかいまいちさんですね。努力して行こうと思います。
伺か最萌えトーナメントですが、毎日楽しく見させてもらっています。参加は帰宅時間的に出来ているとは言い難いのですが…。ユーザさんがそれぞれそのゴーストに対してどういうところを魅力と思っているのかが端的に出ますので、デベロッパの方々には大いに励みになると思います。私なども、一言とはいえ他の方のレビューが読めるのはレビューサイト運営している身としてとっても参考になります。レビューサイトはちょっと敷居が高くて…という意見もちらっと見たり聞いたりしますけれど、なかなか皆様面白い感想を述べていらっしゃる。レビューサイトやればいいのに、なんて思ったりします。何ヶ月かに1つ記事を書けばいいだけだし…おっと失言(笑)
とまれ、このサイトは私生活的に流れに乗ることは困難なので、通常運行で行きたいと思います。本当は最萌えが行われている最中にレビューを書くのは、ノミネートされているゴーストであれば公平性に欠けるかな?と思いますし、ノミネートされていないゴーストであれば、空気読めといったモノですので終わるまでレビュー書くのはやめておこうかなと思いましたが、待つと一生書かなくなりそうなので(笑)、書きます。次回のゴーストさんは冒頭の挨拶でわかるかな…あのゴーストさんです。8日早く書くようにすれば良かったんですが、怠惰の連続な人生なもので…。