コラム:語り部か冒険者か

本当に2ヶ月に1回の更新ペースになっていますが元気です。レビューはなかなか難しい…伺かやゴースト総体のことについては普段から考えることは出来るのですが、特定のゴーストのトークなどは実際に立たせてみないとどうにもならないので、なかなか時間が取れないですね。寝る時間少なくすればいいんですけども、これも難しい。
で、普段いろいろ考えていたんですが、ゴーストには未来が無い、ということを思いつきました。…お先真っ暗というんじゃあないですよ(笑)、未来が無いというのは…「今ゴーストが立って話している」より先の物語を語ることは出来ない、ということです。
小説なんかは、主人公は冒険(探検や学校生活なども含めてです)していて、その顛末がどんどん展開していくわけですが、ゴーストというのはユーザの前に立って話している段階では、冒険を一旦ストップした状態…それまでの冒険については語れますが、1秒後、1日後、1ヵ月後の冒険について語っていくという事は出来ないわけで。つまり冒険家というより、語り部に近い存在なんですね。どのトークも「思い出話」になってしまう。どこかでそのゴーストさんは冒険をしてきて、その話をしてくれるわけですが、それをユーザさんと共有はできない。過去から現在までの時系列はあっても、そこから先の時間は「現在までの話を話している」以上、存在し得ないってことです。
だから、擬似的に未来を作り出している、いわゆるフェイズ進行はウケがいいのかもしれませんね。それは物語を共有する一つの手段ですから。また、更新があるというのもある意味時間進行があったわけで、更新が求められている要因なのかもしれません。つまり…「ユーザと一緒に話をつむいで行く」ことを強くフィーチャーすれば、ウケのいいゴーストが作れるかも……かも…。例えばリアルタイム進行ゴーストとかね。リアルタイムってなんだよ!とかどうリアルタイムにするんだよ!とかは聞かなかったことにしますが(笑)。