ラベンダー畑から


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架空の国「スティヴァーレ」の片田舎を舞台にした雑談ゴースト(readme引用)とのことです。服装や雰囲気などから考えて南伊をイメージしているのでしょう(トマトのパスタが主体のようですし)。
話を聞くと、やはりそのスティバーレの印象…暖かく緑豊かで牧歌的なイメージを喚起させる話をしてくれます。最上というわけではないにしても、上位ランクには入れる「楽園」でしょう…こういうところに住みたい!と大声で言っちゃえる素敵な場所。国は違えどレイ・ブラッドベリ著「タンポポのお酒」の舞台に似た印象を感じました。そして、それ以上に強い印象を私にもたらしたのは、ローズマリーさんとラベンダーさんの、二人の距離と関係です。馬が合う、というんでしょうか、兄弟や姉妹のように以心伝心というわけではない他人同士ではあるのですが、凄く強い繋がりが感じられます。恐らくですが友情のほかにお互いがお互いに対して敬意のようなものを持って接しているために、「兄弟ほど近くない」けれど「ただの友人というほど遠くない」関係が表現できているのかなあ、と思いました。…ラベンダーさんのほうは態度や喜怒哀楽があからさますぎるせいで敬意という表現が似つかわしくないですけれども。
とまれ、明るく元気で仲のよいゴーストさん、ちょっとした擬似旅行を楽しもうと思われた方は、スティヴァーレに寄って見てはいかがでしょうか?