SHIORIES


http://ms.shillest.net/
http://ms.shillest.net/shiories.xhtml
ゴーストさんを立たせているときには本体(SSPやDAE、CROWなどですね)とゴーストのデータ(ghostファイルに入っています)との他に、エンコードといいますか、それぞれのゴーストの辞書の記述を本体に出力させるために翻訳する?プログラムが働いていまして、それを「栞」というんですがその栞がゴーストになって出てきた!というゴーストさんです。
プレビューを見ていただければ分かる通り、常時3人、最大4人のキャラクタが出てくるのが一番目に付く特徴でしょう。女三人で姦しい…(と、里々さんは男の子でした)とか言いますが、掛け合いの連続でとにかく賑やかなトークを聞かせてくれます。
トークでちょっと面白いと思ったのは、この3人+1人は、ゴーストとして立っている間もやっぱり他のゴーストさんのサポートをしているということです。トーク内に「〜〜さんに呼ばれたよ」というものがよく出てきて喜び勇んで出て行く、もしくは帰ってくる、ということがあり、…ゴーストさんって、特に最近のゴーストさんには多くある形で、個々に過去や個性があって、その人その人にしか話さない話せないトークを聞かせてくれる…つまりプログラムというよりあるひとりの人間、知性体だ、と私に思わせてくれるのですが、このSHIORIESの3人+1人(しつこいですね(笑))は、完全にゴーストさんをゴースト、プログラムとして扱ってるんですよね。もちろん擬人化しているわけですから文字列の集まりとして対応しているわけではないですが、個々の知性体として見做しているのなら、そもそも「サポート」なんていらないわけで…。実際のゴーストの出力される仕組みを「擬人化」という枠の中でシミュレートして、バグが出るような辞書を渡された苦悩や混乱(自前でバグを出したりもしているようですが…)をキャラクタに語らせる、という表現は凡百のただ人型にしてみましたという「擬人化」と比べ頭一つ抜けた、本当の意味合いで「人に擬せ」ているんじゃないかな、と思います。
とまれ、そんなことを考えなくても単にやり取りが面白いゴーストさん、たまには裏方の苦悩を聞いてみてはいかがでしょう?
私がゴースト作るんだったら華和梨を使おうかなあ、とか思いました…出番少なさそうなんですもの。理解できるのは里々しかないんですけれど。